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2015年07月28日

Mesaの日記:ハイエンドギターって...

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☆ハイエンドギター☆

僕も以前、ハイエンドと呼ばれるメーカーのギターを弾いていました。
Suhrの材・カラーなど非常に珍しい1本で、レギュラーラインでこの仕様を他で見たことはありませんでした。
しかし、数回のスタジオ、1回のライブ、数回のジャムにて使った後に売却してしまいました。
持っていたのは半年程でしょうか?
楽器店で試奏した際には、いとも簡単に気に入った音が出て、買うしかない!!と思った1本だったにもかかわらず。。。

簡単に言うと、一人で弾いていると簡単に気に入る音が出るのに、バンドに入ると不満が出る出るってタイプの楽器です。
僕の場合、SuhrやJames Tylerなどハイエンド系のメーカーに非常に多く感じることです。

特に気になるのが、表現出来るダイナミックレンジの狭さです。
どう弾いても音が整ってしまう感じは、自身の持っているFenderなどで慣れている僕には、非常にストレスを感じてしまいます。
バンドなどでは、生ゆえの気持ちの抑揚が音として現れてくるかと思いますが、楽器がそれについて来れないということが起こってしまいます。
僕の場合、ガツンといきたい時にギターにリミッターをかけられたように感じてしまいます。
そういう楽器を弾いていると、とっても欲求不満になります。。。
歌モノのバックなどでは良かったかもしれませんが、インストのジャムバンドでこれはキツかったです。

勿論、個体差によってFenderにもこういった傾向のものはありましたし、現行品だけではなく数百万する様な50/60年代のビンテージの楽器にも見たことがあります。

見た目のカッコ良さから、今でもたまに試奏したり、修理で来た楽器を弾かせてもらったりしますが、やはりハイエンド系には同じ様な傾向を感じてしまいます。
ただ、これは完全に僕の好みの問題です。
スタジオ系の演奏や音を求める方なら、ハイエンドの物はやはり適しているのでしょうし。

実際には、その問題を解決出来ないかと様々な改造を自身のSuhrには施しました。
ボディーをザグったり、電気系を総入れ替えしたりと色々手をつけてみましたが、結果その傾向は変わらず。
楽器自体が持っている特性のようで、いくら手を加えようとネックとボディーを変えない限り変わらないのだと思います。
まぁ、根本的に作りが僕の好みではなかったということです。

その経験以来、僕の楽器を選ぶポイントの1つに、そういった本番で使えるダイナミックレンジの幅というものが加わりました。
30万円程の勉強代となりましたが、実際に使ってみないとわからないものなのでしょうがないですね。

ただ、これは凄く大切なことだと思います。
楽器店での試奏と、バンドでのライブ・スタジオ演奏は完全に別ものです。
では、試奏は意味がないのか?
見当をつけるためには、とっても大切だと思います。
しかし、楽器が道具である以上それしか意味はないと思います。
実際の現場で使って初めて、楽器は道具としての力を発揮出来ます。
エフェクターやアンプに関しても同様だと思います。

勉強代を恐れ、ネットのレビューを当てにし楽器を選ぶより、多くの勉強代を払って自身で経験した人の方が多くの感覚を持っています。
その経験が試奏時の見当の精度を上げていくのだと思います。
そして、結果その感覚が自分の音を作っていくのだと思います。

しかし、どこかには僕に合うハイエンド楽器もきっとあるのでしょう。
ただ、それを見つけるにはまた勉強代が必要なのかもしれませんが。

どんなに高級でも・評判が良くても・美しくても・稀少でも、自分にとってダメな物はダメ、クソな物はクソです。
自分の感覚でそれがハッキリ言えることは、とても大切なことだと思います。

タグ:Mesaの日記
posted by Mesa at 00:00| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記