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2015年08月01日

先日に続いて、また弦高について書いてみます。

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僕はギター弾きです。
しかし、ニューヨークのベーシストやドラマーにハマっています。
なもんで、最近ベースを弾きたくなります。

でも、基本ギター弾きなんで、ベースは弾きづらかったりします。
ベースを始めたばかりの方なども同じ様に感じている方もいるかと思います。

ギターに比べ長いスケールに太い弦、この条件で弾きやすさを求めるとなると、やはり弦高がポイントになってきます。

僕自身のベースは、現在1弦〜4弦が1.5mm〜2mmに設定していますが、ギターに慣れた自分にはそれでも少し高いと感じてしまいます。
もう少し下げてみようかと思っていますが、下げすぎても右手のタッチの強弱を気にしないと弾けなくなってしまうので、徐々に下げていって良い塩梅の所を探っていこうかと思っています。

しかし、楽器店で売られている楽器で、こういった低い弦高でまともに鳴る楽器は殆ど見ることがありません。
吊るしの楽器の多くが、フレットの不揃い・ネックのハイ起き・ナットの不良など様々な問題を抱えているためです。

では、実際にベースを弾いている方々はどれ位の弦高で弾いているのでしょうか?

当工房に持ち込まれる楽器を見ると、3mm前後の方が結構多かったりしますが、コレは僕が弾きづらいと思う1.5mmの倍の高さだったりします。

勿論、その高い弦高を望んで設定している方もいらっしゃいますが、多くの方がその高い弦高に疑問を持たずに、または逆に不満を感じながらも演奏を続けているようです。

不満に感じた方は、工房へ持ち込んで下さいますが、こんなものだろうと疑問を持たずに弾いていた方は、たまたま状態のチェックをして欲しいと来店され、これ弾き辛くないですか?とこちらから質問し、初めて弦高の高さに違和感を覚えるなど人それぞれですが、やはり3mmなどは弾くにはやや障害があるかと思います。
オクターブチューニングの点から言っても、高すぎは不利かと思います。

ただ、前述の様に多く楽器が何かしらの問題を抱えていたりする為、フレット擦り合わせ・ナットの調整無しに低い弦高に設定するのは難しいかったりします。

以前も、フレット擦り合わせの効果については何度か書きましたが、弦高調整についても擦り合わせが関わってきます。

ベースもギターも理屈は同じですが、弦高は、ナット溝の高さ・ネックの反り・フレット・ブリッジの全てのバランスによって成り立っています。
つまり、全てを調整して初めて正しい弦高調整が出来るということです。
どこか1つでも不具合があれば、適正な状態にすることは出来ません。

ご自身でブリッジの高さ調整はした事がある方も多いかと思いますが、実際にはブリッジだけの調整での弦高の調整は不十分であると言えます。

ただ、弦高が低いからと言って全ての人が弾きやすいと感じるわけではないとも思います。
勿論、弾き心地だけではなく音にも関係してしまいますので、自分に合っているかが大前提です。
しかし、均等に並んだフレットと適正な高さのナット、適正なネックの反り具合が、それ以前に大大大前提です。

ギター・ベース共に、低い弦高・フレット擦り合わせなど、興味のある方はご相談下さい。
posted by Mesa at 00:00| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記
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