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2015年10月04日

楽器の個体差

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先日、楽器の購入を考えていて、あっちこっちの楽器屋さんで楽器を試しているという方が来店されました。
やはり、音や感じが気に入った物でないと買いたくないと、日々試奏を繰り返している方は多いようです。
 
そこで、楽器の個体差を考えてみます。
 
以前、僕はFenderのリペアのお仕事をしていたことがあります。
同じ製造時期の全く同じモデルで、カラーも全く同じという様な個体を多いときでは100本近く任されることもありました。
そこで感じたのは、個体差という物の幅の広さです。
 
確実に個体差は存在しています。
しかし、販売店さんやメーカーさんの広告にはまず書かれていません。
つまり、ある意味隠されてる事実です。
 
では、なぜ個体差が生まれるのか考えてみます。
 
まず、多くの楽器の材料が天然素材の木である為に、個体差が生まれるのは避けられません。
生育時の天候、時期、保管状況など様々な物が関係し、木の密度・水分量、木目などなど全てにおいて大小様々な差が出ます。
 
全く同じ木は2本と存在していないはずです。
同じ名前の木だから同じ音が出るわけではありません。
(ある程度の傾向はあると思いますが、僕はその程度だと思っています。)
 
つまり、カタログスペックのハカランダ、ホンマホ、ハードロックメイプル、コリーナなどなど、どんな豪華絢爛な材の名前も100%音を保証する物ではないということだと思います。
 
ですが、カタログ・広告には材が良い、音が良いとしか書かかれていません。怖いですねぇ。
 
次に、木が加工され楽器の形になり組まれていく間にも個体差が発生していると思います。
機械だけではなく、人間の手による加工が入れば、作業した人の力の入れ具合、癖などにより加工後の仕上がりに違いが現れるでしょう。
ネック周りは、特にそういった作業者の要因による違いがよく見られます。
 
最後に、出来上がったネック・ボディーにパーツが付けられていきますが、ここでも個体差が生まれます。
電気系のピックアップ・ポット・コンデンサなどのパーツは、テスターを当てて全く同じ値を示す物は少ないと思います。
さらには、密度・重量に個体差のある天然素材のネック・ボディーにパーツを取り付けるので、互いのバランスによりさらに違った個体差を生みます。
 
もちろん、これだけではないと思います。
考えれば考えただけ個体差の要因は出てくるでしょう。
 
しかし、このことは公には語られていません。
 
つまり、シグネイチャーや誰かと同一モデルは、憧れのミュージシャンと同じ音が出るわけではないということですね。
 
ペダルやアンプも同様に個体差が存在してしまっていると思います。
 
また、個体差が生むのは音の変化だけではなく、ネックなど各部の不良などに繋がることも多々あるかと思います。
 
個体差は、楽器選びにおいて辛いところだと思います。
しかし、個体差があるから楽器は唯一無二であり、素晴らしい存在なのだとも思います。
 
地道に試奏を繰り返すしかないってことですね。
気に入った個体を探すのは大変です。
posted by Mesa at 17:03| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年10月01日

Custom Shop製

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最近、カスタムショップ系の楽器がリペアに持ち込まれることが多いです。
 
僕の周りにもカスタムショップ製の楽器を持ってる人は多いですね。
僕のギターもそうです。
 
レギュラーラインと比べて、価格はとっても高いですね。
でも、不具合のある個体、不良品と言える個体が沢山あります。
 
やっぱり、高価で不良のあるカスタムショップ製より、調整された廉価版のモデルの方が使える楽器だったりします。
 
意外にも(?)よく聞くのですが、高価なモデルはネックが反らない、音がビビらない、音が良い、当然品質が高いなどなど、そう信じられている方は多いようです。
 
しかし、実際に多くの楽器を触って僕が思うのは、価格とスペックは、楽器の品質や音とは比例しないことも多いのだということです。
 
ちなみに、僕の使っているカスタムショップ製も指板の不良が元からあり、ポジションによって指板の厚さが違います。
指板の厚さは今後のリフレットなどの作業に影響が出でくるので、まぁ厄介な問題だったりします。
 
僕の場合は自分でリペアするので、それも承知で購入したので良いですが、大体の方は購入後に気づくことが多いと思いますので、後から問題が発覚してショックを受けることもあるかと思います。
 
どんな価格帯であっても、安心して楽器を購入するにはそれなりの見極めが必要になってくるのだと思います。
posted by Mesa at 16:32| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月28日

ハムバッカーのアジャスタブルポールピースの高さと向き(?)

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ハムバッカーのアジャスタブルポールピースを調整する人はどれくらいいるんでしょうか?
 
ポールピースの片側(中には両側)がネジになっていて、各弦の音量を合わせられるってやつですね。
 
なので、そのことを知っている人は音量バランスを取る為に1つづつ調整しているかもしれません。
シングルコイルのピックアップでは出来ないので、お得な機能ですね。
 
しかし、アジャスタブルポールピースの調整と音色の変化を気にする人はどれくらいいるんでしょうか?
(ちょっと気にし過ぎですかねぇ…)
 
もちろん、弦との距離や磁界など様々なものが変化するであろう、そのため音質の変化もあるであろうというのはなんだか想像がつきます。
 
しかし、ネジの向きってのはどうでしょうか?
 
僕はたまに試すんですが、ポールピースの頭のマイナスの溝、これを横一直線に揃えるのと、ランダムにするのとでは音が違うと思います。
 
一直線に揃えるとややコンプ感があり整ったマイルドな感じ、ランダムにするとオープンで暴れる感じが出ると思っています。
 
リヤピックアップで、軽く歪ませてあげると違いがわかり易いかも。
さらに、フェライトのマグネットのピックアップの方が違いが出易い気がするんですが、どうでしょうか?
 
メーカーによって、出荷時のポールピースの溝の向きは色々です。
あるメーカーは綺麗な直線になっていたり、またあるメーカーはランダムに並んでいたり。
そこにはメーカー側の狙いが…???
 
マイナスドライバー1本で調整出来るので、ポールピースをイジる機会があったら試してみても面白いかもですね。

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posted by Mesa at 15:57| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月26日

便利で危険なインターネット



これはフェンダーがあげてる動画なのかな?
多くの人が知りたいトラスロッドの調整についての動画ですね。
 
正直、真似しちゃいけない内容ですね。。。
これをフェンダーの名前でアップしているのがさすがアメリカという感じですね。
しかもマスタービルダー。。。

ネットって怖いですねぇ。
有名な名前のところが、危険な情報を全世界に正しいことのように平気で発信しているんですねぇ。
もちろんこの動画に限ったことではないと思います。
 
あ、でも僕はフェンダー大好きですよ!
この雑な感じが良いんです♪
posted by Mesa at 18:17| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月16日

また “けいおん” 見ちゃった。

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昨日の夜、またアニメの“けいおん”を見てたんだけど、楽しくて一気に最終回まで見てしまった!
コレは良いアニメですねぇ。
すでに楽器をやっている僕でも、楽器・音楽って良いなぁって見てて思いました。
 
実際にけいおんのアニメを見る前までは、絵的に可愛い系だから男子や大人にはどうなの?っていうイメージがあったけど、これはみんなにお奨め出来るアニメぢゃないかな?
 
これをきっかけに楽器を始めたりってのはわかりますねぇ。
練習のシーンなんかでもちゃんと楽器の音してるし、シチュエーションも現実的だから見ててワクワクする。
ライブのシーンは上手すぎるし、機材豪華すぎだったけど。。。
 
にしても、誰かと音を一緒に出したいって気持ちにさせられるアニメですね。
楽器はちゃんとメンテナンスしなきゃダメ的なシーンもありましたねぇ☆
 
なんでも、1期と2期があるようなので、2期も少しずつ見ていこうかと思います。
2期の方がもうちょい楽器についてマニアックな感じになるのかな?
そっちも楽しみです!
 
未だにけいおんは人気があるみたいなので、これから楽器を始める、または新しく楽器を買おうなんて人もいるかと思います。
 
なので今度気が向いたら、楽器を買う時に気をつけたいポイントなんかを、リペア屋さん的目線で書いてみようかと思います。
楽器屋さんのお兄さんにそそのかされて不良品を買わされるのは残念すぎますからねぇ。
posted by Mesa at 16:46| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月14日

ゲインとリペア

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ゲインを上げて弾いていると、飽きてきてしまいます。
強く弾いても弱く弾いても何を弾いても一緒になり、抑揚がなくつまらなく感じてしまいます。
ノイズも増え、ヌケも悪くなります。

そこで、ゲインを下げるにはどうしたらいいかを考えてみました。

ゲインを上げる理由は、クリーンな音より弾き易いからというのがまずあると思います。
つまり、楽器を自分の弾き易い状態に持っていければ、それまでより低いゲイン量でも弾きこなす事が出来るはずです。

そして、もう一つはペダル・アンプへの入力を増やす方法です。
しかし、それはハイパワーなピックアップを積むなどてはなく、何かでブーストするわけでもなく、楽器自体の調整により楽器の響きを豊かにし情報量を増やし、それをペダル・アンプへ入力し、今までよりも低いゲイン設定にしても聴覚上のドライブ感を得るというものです。
思うに、これこそがナチュラルなドライブだと思います。

フレットの擦り合わせなど、リペア・調整後に楽器の響きが豊かになる事は自分自身わかっていますし、当工房でリペアをした事のある人なら実感いただいている部分だと思います。
逆に言えば、豊かな響きを持たない楽器は、電気的にゲインを上げなければ歪んでくれないんだと思います。
僕は、ドライブ感を保ちながらニュアンスを出すポイントの一つはそこではないかと考えました。

そして、電気的にではなく、ドライブ感を楽器の調整でコントロールするということは、演奏のニュアンスの損失を最小限に食い止め、尚且つ出音を有機的な物にしてくれるのだと思います。

良いバンドの演奏は、激しく・熱く・ラウドであっても、ステージ上の音量は思いの外小さく、そして意外にもクリーンな音だったりします。
十分な音の厚みやドライブ感を得るには、足し算的にゲイン・ボリュームを上げるのではなく、引き算的な考え方が必要な場合も多くあるのだと思います。
豊かな楽器の響きはクリーンな音でも音を複雑にし厚みを生み出し、広がる様な奥行きのあるナチュラルなサスティンを与えてくれます。

最近、自分の楽器を弾いていて気づいたことですが、以前試したネックポケットの拡張をしてから、同じペダル・アンプの設定でも以前よりもドライブ感が増えていました。
楽器の響きが変わり、情報量が増えたためドライブ感が増したのだと思います。
結果、以前と同様のドライブ感を味わいながらも、ペダルのゲインを下げることが出来るようになりました。
そして、以前より生々しい音に近づくことが出来たと思います。
ただ、ニュアンスが出まくりなので、ある意味弾くのが難しくなりましたが、それも楽器の醍醐味だと思います。
posted by Mesa at 15:18| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月10日

湿度と音について

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僕の個人的な意見です。

連日、雨雨雨で湿度高めです。
音は空気の振動であることから、空気中の水分などの影響は避けられないかと思います。

そして最近、日本と乾燥した空気の外国では楽器の鳴り方、音の伝わり方がだいぶ違うと感じています。

つまり、楽器は日本で鳴らすなら日本で鳴らす用の状態に調整しなければならない様な気がしています。

実際に僕の場合、海外のミュージシャンを日本で見た時、海外で見るのと比べて良い音に感じた事は無いです。
もちろん様々な要因が絡んでその結果になっているのだと思いますが、ワールドツアーをする人達にとって、演奏する場所によって鳴り方が変わるのは結構なストレスではないかと思いますし、その鳴り方の違いが演奏に与えている影響も大きいと思っています。

イメージでは、空気がドライな土地ほど音はオープンで楽器の響きが外へ広がっていき、その場の空気を振動させているように感じます。
しかし、湿度が多く重い空気の日本では、楽器の響きが外へ広がらず、楽器自体が振動しているだけであまり空気の振動を感じないような様な気がします。
この違いは生音の時点でも違うと感じるので、国の違いによる電圧の差などでもないと思います。

ライブ演奏の場に行っても同じように感じます。
外国などでは、演奏によって会場の空気自体が揺れているように感じますが、日本ではあまりそういった感じがないように思えます。

楽器の鳴りについてはよく耳にします。
お客さんからも、鳴りについての話をされる事も多いです。

しかし僕は、実際には鳴り以上に響きの広がり方が大事なのではないかと最近考える様になりました。
生音の大きい鳴りの良い楽器はちょくちょく見かけます。
しかし、響きが広がる楽器は少ないように感じます。
つまり、鳴りはするが奥行き、立体感を感じない音です。

もちろん日本に居る以上、湿度などの問題は避けられません。
響きの広がりを考えると、非常に不利な環境ではないかと思います。

しかし、調整次第で響きの広がり方を変えられるのではと考え、最近いろいろと実験をしています。

音とその土地の気候は、普段は気づかないですが大きく関係してるような気がします。
日本語と英語の響きが全く違うのもそうなのかもしれません。
言葉のなまりなんかもその土地の環境の影響を受けたものかもしれません。

楽器の音を考える場合、どうしても機材の質などに目がいきがちです。
しかし、環境や演奏者自身がカギを握っている場合も多くあると思います。

そして、多くの楽器がメイドインジャパンではなかったりします。
そして、多くの楽器が海外のモデルを参考に作られていたりします。

メーカー・ショップの基準値に合わせることが調整ではないと思います。
自分に合う楽器があるように、日本の環境に合う楽器の状態があるのだと思います。

日本と外国の違いを意識することが、音に変化を与えることも多々あると考えています。

最近、音ってホントに楽しいと感じます!
これからもいろいろ実験してみたいと思います。
posted by Mesa at 13:23| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月07日

はじめての “けいおん” 。

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昨日の夜、はじめてアニメの“けいおん”ってヤツを見てみました。
 
これってテレビでやってるのかな?
けいおんについては全くの無知なので、しばらく誰がどのパートなのかも分からなかった。
全員女の子ってのも知らなかった。。。
でも、ベースの子が左利きってのは話で聞いて知ってたかなぁ。
 
途中で、楽器やってる人にしか関係ない様な話題とかがちょくちょく挿まれているのは驚いた。
まだ3話くらいしか見てないけど、ハカランダとかストップテールピースの話が出てきたりしたなぁ。
このアニメどういう人に向けてるものなんだろか?
コードの押さえ方みたいなのもあったなぁ。
楽器も結構細かく描かれてるのも驚き。みんなブランドもの持ってる設定なのかな?
 
きっとずいぶん前からやっているアニメなんだろうけど、未だにこのアニメの話を聞くので見てみました。
ついつい続けてみちゃいそですねぇ。
今夜もちょっと見てみよぉ♪
 
見てて面白いネタがあったらここでまた書いてみます!
posted by Mesa at 18:15| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月06日

フロイドローズ・ロックナットでチューニングが狂う

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大胆にアーミングしてもチューニングが狂わないというのが売りのフロイド系ブリッジ・ロックナットも、チューニングに問題が出る事があります。

当工房に持ち込まれる症状としては、上記のブリッジ仕様なのにアーミングするとチューニングが狂うというギターを見かけます。

裏のバネと弦の張力にてバランスを保ち固定されているブリッジなので、ちょっとした調整不良でも動作が安定しなくなることがあります。

しかし、意外?にもヘッド側に原因がある事も多いです。

それはテンションバーです。
ナットとペグの間で弦を押さえているアレです。

テンションバーの高さが適正でないと、ナット部でボルトを締めて固定したと思っても、きちんと固定されていない場合があります。
しっかりと固定されていないので、アーミングによって狂いが出ます。
更には、中途半端にナット部で固定されているので、狂った音程が戻る事も出来なくなり、結果大きくチューニングが狂ってしまいます。

弦を張り替えチューニングし、ロックナットを締めるとチューニングが大きくシュープしてしまう場合は、テンションバーの高さが適正ではないと思います。(5、6弦に関しては多少のシャープはしょうがないかと思います。)

テンションバーは、低すぎても高すぎても良くありません。
しかし、ボルトで固定してしまうのだからと気にしていない人も多いのだと思います。

弦交換の度に外す方もいるかと思いますので、その都度チェックしたい部分です。

丁度良い高さについて気になる方は、お気軽にご来店くださぃ。
posted by Mesa at 14:57| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記

2015年09月03日

僕のエフェクターボード

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だいぶバランスとれてきたので、僕のペダルボードを載せてみます。
 
最近ダイソーさん各店でマジックテープの売り切れが相次いでいるようです。
僕は、エフェクターの張りつけの為にみんなが買っていったのではないかと思っています。
僕は、ボードをしょっちゅうバラしては組み立て直すを繰り返しています。
なので、マジックテープでの取り付けが一番都合が良かったりします。
 
何故そんなにバラしたりを繰り返すかというと、バランスをとる為です。
僕は、ペダルを並べただけでボードが出来上がるとは思っていません。
楽器を自分に合わせ調整しバランスを取るように、ボードも自分に合わせたバランスに仕上げるべきだと考えています。
 
自分に合うボードとは何かを考えてみます。
 
単純に足のサイズは人により違います。
なのでペダルの置く位置によっては踏み易い・踏みにくいが出てきます。
利き足も問題になってくるかと思います。
慣れもあるかと思いますが、ワウやボリュームペダルなど右足・左足によって操作し易いし辛いがあると思います。
 
踏み方にも人それぞれ癖があると思います。
その癖により、踏んだ際に足がツマミ類に当たり設定が変わってしまうなどがあります。
僕は、足下をあまり見ずにガンガン踏んでいくので、足がツマミ類に当たらないように工夫しています。
場合によっては、ツマミを守る為の自作のカバーや、バーを取り付けたりもします。
 
ペダルの高さも気になる所です。
横に一直線で並べるなら問題ないかと思いますが、2列、3列となっていくと必然的に奥のペダルは踏み辛くなってきます。
なので、物によっては嵩上げが必要になってきます。
ただ、高過ぎても踏む際にその分足を高く持ち上げなければいけなくなるので、最低限の高さに調整する事が大切だと思います。
 
僕は、前述のようにガンガン踏み替えていくので、確実にスイッチのオン/オフが出来ないと困ります。
なので、機械式のスイッチの場合ゴム足の様な物をスイッチの先端に取り付け、少し角度が悪く足が当たっても滑る事なく確実にオン/オフが切り替えられるようにしています。
これは、結構効果あると思います。
ワウも軽く踏み込んでスイッチが入るように調整します。
 
Maxonなんかもスイッチのバネが硬すぎたりするので、1本バネを抜いて確実にオン/オフ出来るように調整します。
 
踏んだ際にペダルがズレても踏み損ねの原因になるので、出来る限りしっかり固定しています。
 
また、なるべく黒いペダルは使わないようにしています。
暗い場所などでは黒いペダルが見にくかったりして、とっさの時に踏み辛かったりすると思うからです。
なので黒いペダルの場合は、明るい色のテープをスイッチ周りに貼るとかして目立つようにしています。
 
ボード内の配線には、長さの制限のないGEORGE L'Sを使っています。
音が自分の好みというのも勿論ありますが、好きな長さでいつでも作り直せるというのは非常に都合が良いです。
僕のボード内は、踏み易さ優先なので、配線が中で行ったり来たりしています。
しかも、しょっちゅう入れ替えがあるのでGEORGE L'Sのような物でないと無理です。
ただ、GEORGE L'Sのプラグは接触不良が起こり易いと思っているので、プラグはGEORGE L'S以外の物を使っています。
 
電源は、単3エネループ8本にて全てのペダルに供給しています。(最近?のエネループは容量も大きくて助かります)
 
アダプターを使わない事でノイズを抑えられ、なおかつどんな状況でもコンセント位置を気にせず、シールドを繋げばすぐに使えるという事は大きな利点だと思います。
特に入れ替えの激しいJamセッションなどでも、すぐに演奏が始められるという事は非常に重要なことだと思います。
(もたもたしてると文句言われちゃいますからねぇ...)
 
また、入れ替えの時間短縮を考え、ギターからボードまでのシールドは最短の長さで製作してあります。
長いシールドだと巻き取るのも大変だし、絡まるのも面倒くさいです。
音質的にも最短でペダルに繋ぐ方が劣化は抑えられますしね。
 
僕はこのボードをどこへでも持ち出すので、出来るだけ軽く作る事も大切だと思っています。
 
そして、音のバランスです。
僕は、1曲を通して常時オンで使えないペダルは使いません。(リングモジュレーターなんかは別ですが)
つまり、イントロからバッキング、ソロ、そしてエンディングまで、手元の操作だけで1曲通して使えるペダルでないと使いたくありません。
手元のボリュームを絞るとコモる、ニュアンスが出なくなる、急に音量が下がる、音が極端に細くなったり、使えるクリーンなサウンドが出ないなどなど問題を抱えているペダルは沢山あります。
 
また、全てのペダルの相性も合わせます。
あるペダルをオンにすると、音量が上がって・下がってしまう、コモる、細くなる、ノイズが出る、発振する、または完全に好みの音でなくなってしまうなどなど、組み合わせによる問題が消えるまで接続順やインピーダンスをいじるなどして納得いくまで試行錯誤します。
単体では素晴らしい音のペダルも、他のペダルと組合わせると急にバランスを崩すペダルは沢山あります。
 
このペダル同士の相性がボードを作る上での1番の問題だと思います。
 
しかし相性を合わせると、そういった問題を気にしなくて良くなるので、いつどこで何を踏んでも弾く事に集中出来るので、とっても重要な事だと思っています。
 
僕はペダルを買う時は自分のボードを持っていき、ボード内に入れさせてもらい試奏します。
複数のペダルを繋いで使うつもりであれば、相性の問題を考えると単体で試すのはちょと危ないように思います。
 
そして、買ったペダルをボードにしっかり組み込みJamセッションなどのバンド内に持ち込んで実際に試します。
 
すると、またバランスが悪く感じたりします。
 
以前にも書きましたが、実際には試奏の環境とバンド内での音の環境は全く別物です。
全てのパートが様々な音域を出しているバンド内では、自分の音の出方も大きく変わってしまいます。
様々な音域がギターの音域にかぶさりトレブリーに感じたりブーミーに感じたり、ヌケが悪く感じたり、結果、自分の音が聴こえ辛くなり足りない物を補おうとブーストさせたり音量を上げたりしバンドのバランス自体が崩壊していきます。。。
 
実際のバンド内で感じたそういった問題を家へ帰り、ボードをバラして、イジって、組み立て直して、また次のJamセッションで再挑戦します。
ボードのバランスがとれるまで、これを何十回と繰り返します。
それでもダメなペダルは即売却しちゃいます。
そしてまた次を探します。
 
ただ、バランスが取れてくると、不思議と繋ぐアンプは何でも良いかなって気になってきます。
僕は、バランスのとれたボードはアンプのように感じます。
それだけで大まかな自分の好み音が作れるようになると思っています。
もちろん完璧ではないですが、毎回自分のアンプを持ち出せるわけはありませんから、これはとても重要な事だと考えています。
 
1曲を通して使えないペダルを使わないというのも、僕が、エフェクターボードに単なる効果ではなくアンプ的な要素を取り入れたいと思うからだと思います。
 
そして、僕のボード内のペダルへの考え方も以前と比べ変わってきました。
 
先日もありましたが、スペースの関係で立ち位置がアンプから数メートル離れた位置になってしまう事があります。
Jamセッションなどではよくあることでしょう。
そのような場では、アンプのセッティングの時間なんてありません。
しかし、立ち位置の関係で演奏中音量を変えたくても、トーンのツマミをいじりたくても演奏中にアンプの所まで行けないという状況が起こります。
 
そこで足下のボード内でそれらをイジれたらと考えるようになりました。
イコライザーが付いたペダルを使ったり、ボード内にマスターボリュームを設けたり。
 
結果、それは大成功だったと思います。
アンプは適当な音と音量にだけ設定しておけば、後は足下で自由にイジれるので、今まで以上に演奏までの時間短縮を出来るようになりました。
 
踏み易さ、音質、好みなどのバランスを限りなくストレスがないようにする事が大切なんだと思います。
ペダルが嫌いという方も沢山いますが、どこかにストレスを感じる為かもしれませ。
勿論、アンプ直も素晴らしいと思います。
ただ、アンプ直にはない物がペダルにあるのも確かです。
試行錯誤を繰り返し、自分に合っている物が何なのかを探すのも楽しいと思います。
posted by Mesa at 15:05| Comment(0) | 修理 / Mesaの日記