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ギター リペア 野平工房 錦糸町店 Guitar Repair Shop Nohira Kobo
GUITAR REPAIR SERVICE
ギター・ベースの製作、調整、修理、販売をおこなっております。
〒130-0013 東京都 墨田区錦糸4-9-3-1F
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2015年08月15日
すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバルが始まったぁ
はじまりはじまり〜☆
今日、明日はお店の周りでジャズフェスが開かれています。
お店まで音が聴こえています。
人もいっぱいで、すでに盛り上がってるみたいですねぇ
色んなお店も出ていてお祭りって感じで良いですねぇ!
posted by Mesa at 11:40|
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製作 / 販売 / 店舗
2015年08月11日
Mesaの日記:楽器のバランスを考えてみます。
1つの楽器の音は、各部のバランスで成り立っています。
つまり、どこかが変わると別の場所も変化してしまいます。
今までも、フレット・ナットなどと弦高のバランスについてなんかを書いてきました。
フレット・ナットが消耗し低くなれば、弦高も変化します。
更には、日本の気候変化などによってネックの反り具合も変わるので、そこでもまた弦高は変化します。
そして、弦高の変化は、音のバランスも変化させます。
勿論、適正なバランスによってフレットのビビリなどが抑えられているので、そのバランスが変わればビビリが発生する事もあります。
多数の部品で構成されているギター・ベースは、各部の圧力や共振のバランスが音に影響を与えています。
ギター・ベースの中で共振していない部分は、ネジ一つとしてありません。
つまり、厳密にはネジの締め具合一つでも音のバランスは変わってきます。
そして、パーツ交換で音が変わるのは、元のバランスが何らかの形で変化する為です。
上記以外にも様々なバランスが合わさり、一つの楽器の音を形成しています。
楽器本体以外に、シールド・ペダル類・アンプと接続するものが増える度に、出音のバランスは複雑になってきます。
バランスを取るという事は、安定を手に入れる事かと思います。
しかし、多くの人がバランスを取るのでは無く、バランスが崩れない様に無理やり固定し安定を手に入れようとしてしまいます。
つまり、多くが足し算的に物事が進められていきます。
ピックアップ交換なども、そういった傾向の一つかと思います。
フレットの不良、ネックの反り、ナットの高さ、ブリッジの調整などを無視しピックアップ交換に取りかかる方は非常に多いです。
全体の8割位かもしれません。
しかし、上記の箇所を無視して、ピックアップ交換しようとしたところで、100%の響きが出ていない楽器で作業しても、楽器の響き自体は変わりません。
変わるのは電気的な部分でしかなく、楽器自体の鳴りが変わっていないので、実際には足し算すら出来ていないと僕は思っています。
だだ、電気的に交換前とは変化はありますので、そこのわずかに変化した部分で多くの人が満足したり、ピックアップについて評価しているのかと思います。
つまり、100%の力を発揮できないピックアップ交換では、ピックアップの代金分の音質変化を得れていないと僕は思っています。
コンデンサや他の電気パーツにも同じことが言えます。
当工房で、フレット擦り合わせが1番多い作業なのは、当工房に来る方はその部分を理解しているお客様が多いからだとも思います。
ただ、実際には、音が気に入らないからフレットの擦り合わせ・ナットの調整をしバランスを整えてみようと考える人は、殆どいないのが現状でしょう。
実際、ピックアップ交換にどれほどの変化を感じているでしょうか?
正直、僕はほぼ変わらないと思っています。
大枠は前述の様に、電気的変化は得られますので、変化した様に感じるかも知れません。
しかし、根本的なキャラクターは変わらないはずです。
楽器のキャラは、楽器本体のバランスが握っています。
音が気に入らないのであれば、先ずは根本的なバランスを疑うべきです。
廉価帯の楽器だから材がどうのや、ピックアップのグレードが低いからなどは後回しにするべき問題です。
様々な場所でこういった意見を耳にしますが、そう言った意見は、楽器のバランスを考えてみた後に初めて言える事だと思います。
そして、楽器購入で失敗しない為にも、試奏時に求められるものは根本的なバランスがどうかの見極めだったりします。
しかし、実際に吊るしの楽器はバランス悪いものばかりです。
なので、僕は購入を考える楽器があったら、その場で出来る範囲いじってもらったりします。(嫌な客だと思われているかもですね...)
基本的な流れは、バランスの取れた楽器がまずあり、その上にバランスを合わせたピックアップなどのパーツ類、それらに合うアンプなどの機材類が加わってきます。
しかし、多くの方がバランスの取れた楽器を無視してしまいます。
なぜなら、雑誌やネットの憧れのミュージシャンの機材紹介の記事にも書かれていない部分だからというのが1つにあるかと思います。
書かれているのは、使用している楽器のモデル名、材の名前、ピックアップの名前、ペダルの名前、アンプの名前などだけでしょう。
ネックの反り具合、ナットの高さ、弦高、ネックのセット角、ピックアップの高さ、各部の重量、各部のネジ類の締め付け具合、ブリッジのセッティングなどなどはまず記載されていません。
しかし、多くのプロの楽器はギターテクなりによってそういった部分がバランスを取るために調整されています。
そして、その調整されたバランスが楽器の音色を形ずくっている大本です。
更に言うと、そういった楽器の上に、記事に載っているピックアップ類が付き、記載のペダル・アンプ類に繋がれています。
そう考えると、リペアショップは一般の方向けのギターテクの役割もあるのかもしれません。
楽器自体のバランスが取れると、音質的にも安定するので他の機材のバランスの悪さの影響にも強くなります。
これは、自分のアンプなどの機材一式を毎回持ち出すのが難しくとも、バランスの取れたギターとお気に入りのペダル程度があれば、それなりの音でプレイする事が出来るようになるということだと思います。
実際、僕自身は楽器のバランスとペダルボードのバランスに重点を置いています。
なぜなら、僕にとって重い自分のアンプを毎回のJamやライブに持ち出すのはとてもとても大変な事だからです。電車移動であればなおさらです。まぁ無理です。。。
しかし、これらのバランスを取るようになってから、アンプは何でもそこにあるもので良いと思えるようになりました。
今では、自分のギターとボードがあれば、僕はジャズコでも、マーシャルでも、グヤトーンでも、CDコンポのスピーカーでも楽しくプレイ出来ています。
つまり、機材の制限があるアマチュアの方ほど、楽器本体のバランスは非常に重要だと考えています。
勿論良いバランスは、演奏内容にも良い影響を与えてくれるかと思います。
より自分のパーソナルな部分を引き出してくれるでしょう。
ただ、バランスを取る事が大切だと言っても、いきなりフレット擦り合わせでフレットを削ってしまうのは嫌だや、予算の都合でピックアップ交換だけでもしてみたいという気持ちも、僕もギター弾きなのでよくわかります。
なので、そういった作業ももちろん大歓迎です!!
まぁ実際には、バランスを取る為には時間をかけ、試行錯誤を繰り返すしかないので結構大変な作業ですしね。
今回は、こういった見方も楽器を楽しむ1つのネタではないかと思いダラダラ書いてみました。
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Mesaの日記
posted by Mesa at 13:09|
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修理 / Mesaの日記
2015年08月09日
すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバルが開催されるようです。
僕は知らなかったんだけど、墨田区では次の土日にジャズフェスティバルがあるそうな。
お店のすぐそばの錦糸公園がメインステージなのかな? どんな感じなんでしょかねぇ。無料ってのが良いですねぇ〜
posted by Mesa at 18:33|
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修理 / Mesaの日記
ストラップピンを保護したい
最近も、修理品の中で見たので書いてみます。
それは、ストラップピンのガタつきや、ネジ穴のゆるみなどです。
移動時や保管時など楽器を立てる状態にすると、楽器の重量がストラップピンに集中します。
ソフトケースで背負っているときは良いですが、置く際はよっぽど気をつけてそぉっと置かないと楽器の重量以上の負荷がここにかかります。
ただでさえ、小さく細い部分なので、素材によってはいとも簡単に変形しますし、止めているネジまでも曲がってしまいます。
また、ボディ側に食い込んでしまうこともあります。
新品の楽器でさえ、この部分のネジ穴のサイズが悪く、ゆるい状態のまま販売されている楽器も多数知っています。
変形などによりゆるんだネジは、演奏中に抜け楽器が落下してしまうかもしれません。。。
また、一度ゆるんでしまうと修理になってしまうので、無駄なリペア代をかけることにもなってしまいます。
こういったゆるみは、楽器購入時にも確認したい部分ですね。
勿論、この部分を保護するように出来ているケースも多数ありますが、実際には経年変化などにより、底面のそういった部分のクッション性は落ちやすいです。
僕のケースは、厚手のウレタンフォームをマジックテープでケース内に固定し、強制的にストラップピンを浮かせた状態にしています。
ストラップピン下に、厚いウレタンを挟むだけでも違います。
これのお陰で、僕は電車移動でケースを床にドンっと置いても安心です。
posted by Mesa at 13:12|
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修理 / Mesaの日記
2015年08月08日
Mesaの日記;僕は、高くて綺麗なギターは使いたくない...
僕は、楽器の見た目の美しさが表現の幅を狭めている様な気がします。
派手な虎目や鮮やかな塗装は、見ているだけである種のモチベーションを上げてくれるでしょう。
そして、そういった物の多くが高価であったりするために、買ったからには上手くならなくてはと思う方も多いようです。
しかし、そういった楽器はいつまでたっても綺麗なままだったりします。
僕も、様々な場面でそういった方々の楽器を見せていただきますが、まぁ綺麗です。
つまり、大事にされているんだと思います。
しかし、その大事にする気持ちが表現の幅を狭めている場合が結構あるのではないかとも思います。
僕は貧乏性ですので、ハイエンドの楽器を使っていた頃は、楽器をかばい過ぎて弾くことに集中出来ない場面が多々ありました。
僕のいつも使っているストラトはキズだらけです。僕が使っているギターはみんなボロボロになります。
しょっちゅうJamに行き、旅行に行く時も一緒に行くのでキズも増えます。
つまり、かばわずに使用していたら、あのハイエンドギターもボロボロになっていたかもしれません。
しかし、精神的にそうなるのは許せませんでした。だって綺麗だったし。。高かったし。。。
そして、以前にも書きましたが、僕なりのハイエンド物への不満もあったので、それ以来その手の楽器を使うことはなくなりました。
楽器への考え方や使い方は人それぞれだと思います。
しかし、楽器をかばっているうちは、楽器が道具になりきれていないのではと感じます。
そして、かばっているうちは自己を表現しきれていないかと思います。
そして、これは良い物とされているブランドやモデルの高価で美しい楽器達に起こりがちな問題ではないでしょうか?
極薄ラッカー塗装は、簡単にキズがつき打痕にもなりやすいです。
ピカピカに磨き上げられたボディー・パーツは小さなキズも目立ちます。
特殊な材・パーツ類を使用していては、壊れたからといって簡単には交換出来ないでしょう。
家から持ち出して、盗難にでもあったら大変です。
気にし始めるとキリがないです。。。
また、道具になりきれない故に、リペア・調整にも出されずフレットやナット周りの不良がそのまま放置され、更には状態の悪化という悪循環も生んでいると思います。
実際、そういった楽器を僕はいっぱい知っています。
必死に貯めたお金で買った最高であるはずの楽器が、自分の表現の幅を狭めている。
そして、結果として楽器として存在している意味を薄めているのではないかと思います。
これは非常に皮肉なことだと思います。
貧乏性とは厄介な性分だと感じます。。。
しかし、同時に楽器に求められるのは機能美なんだと強く感じます。
だから、僕がストラトキャスターを選んだのかもしれません。
僕は、これからも自分のボロボロのストラトを、何度もフレットの擦り合せ・ナット交換・リフレットを繰り返し、ガンガン使い続けたいと思います。
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Mesaの日記
posted by Mesa at 16:48|
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修理 / Mesaの日記
2015年08月04日
低い弦高
本日お預かりしたベースは、フレットの不揃い・減り・クスミがあったので、フレット擦り合わせをしました。
これで、バランスの取れた弦高調整も出来るようになります。
弦高が元々は3mm近くあったベースですが、擦り合わせによって低めの弦高に設定出来るようになりました。
やはり弦高で弾きやすさは大きく変わりますね。
僕的には1,5mm弱〜位がバランス良く感じますねぇ。
posted by Mesa at 00:00|
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修理 / Mesaの日記
2015年08月03日
楽器が錆びる
本日、リペアに持ち込まれたJazz Bass。
ネジというネジがサビています。。。
ネックを外そうとジョイントのネジを回すと、大量の茶色い粉が出る出る、、、そして茶色いネジが出てきました。
数年間ほったらかしにしてあったBassらしいですが、時の流れとは恐ろしいものです。
他の細かいネジ類も回すのが怖いくらいの状態です。
ペグなんかもなかなかの状態ですね。。。
ブリッジ周りは、汗や手垢によってサビが進行しやすく、ブリッジ駒のイモネジが固着してしまっているのをよく見かけます。
一度サビが発生してしまうと非常に厄介です。
最終的にはパーツ交換。。。
更に酷いものは、今回の楽器のようにパーツを交換するのも大変になります。
勿論、そうなってしまうと、ネジを外すだけでもなかなかの費用になってしまいます。
防ぐには、小まめな掃除、定期的なチェック・調整、保管の仕方など、基本的なことだけです。
しかし、基本的なことだから無視されがちです。
フレットが曇る原因も同じです。
ジャックにガリが出るのも同じです。
サビは、ピックアップの断線にもつながります。
ある程度のサビ・クスミ・ホコリなどは、ビンテージやレリックのようにカッコ良かったりしますが、楽器にとってはやはり良くはありません。
汗をかきやすいこの時期だからこそ、余計に気にしたい所です。
posted by Mesa at 00:00|
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修理 / Mesaの日記
2015年08月02日
弦のゲージを変える
弦のゲージを変更(太くする・細くする)したい、というご相談を受ける事があります。
今作業している楽器も、ゲージを変更するという作業なのですが、実際にはどういった内容になるかを書いてみます。
変更するゲージにもよりますが、基本的には、弦の太さが変わるためナットの溝の幅を、新しいゲージに合わせて変更しなければなりません。
ただ、実際にはナット調整せずにご自身で弦ひ張り替えるだけで、ゲージを変更して使っている方はいらっしゃいますが、本来ならキチンと調整するべき箇所です。
溝がキツイとチューニングに悪影響が出ますし、極端にゲージを太くしてしまうと、ナットが欠けてしまう場合もあるかと思います。
逆に、ゲージを細くする場合は、溝に高さがある場合は溝の調整が可能な場合がありますが、高さに余裕がない場合は、ナットを交換するしかないです。
ナット溝が緩くなってしまうと、ナット部分で弦が共振してしまい異音が出てしまう場合があります。
勿論、サスティンなどにも影響してくるでしょう。
ナット以外では、ネックの反りを調整し直す場合があります。
弦のゲージを変えると、ネックにかかるテンションが変わりますので、必要によっては調整します。
ブリッジ周りでは、ゲージ変更によりオクターブチューニングがズレてしまう場合は、それも調整し直しになります。
また、ブリッジがフローティングしているのであれば、その具合も変化してしまいますので、調整し直しが必要になります。
レスポールなどのチューンオー系のブリッジは、ブリッジ駒の溝もナット同様の問題点が出ることがありますので、その場合は調整が必要になります。
弦のゲージを変更するというのは、ただ単に弦を張り替えれば終わりのイメージがあるかと思いますが、実際にはそれなりの調整が必要になってきます。
内容を考えると、頻繁にゲージを変更するのは現実的では無いかも知れないですね。
ネックなとっても、テンションが変わりますので、頻繁なゲージ変更、または極端なゲージの使用は負担になる場合もあるかもしれません。
posted by Mesa at 00:00|
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修理 / Mesaの日記
Mesaの日記:遊びが大事☆
お昼してから、スケボー乗って錦糸町駅周りをグルグルしてきたら汗止まんない。。。
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Mesaの日記
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修理 / Mesaの日記
2015年08月01日
先日に続いて、また弦高について書いてみます。
僕はギター弾きです。
しかし、ニューヨークのベーシストやドラマーにハマっています。
なもんで、最近ベースを弾きたくなります。
でも、基本ギター弾きなんで、ベースは弾きづらかったりします。
ベースを始めたばかりの方なども同じ様に感じている方もいるかと思います。
ギターに比べ長いスケールに太い弦、この条件で弾きやすさを求めるとなると、やはり弦高がポイントになってきます。
僕自身のベースは、現在1弦〜4弦が1.5mm〜2mmに設定していますが、ギターに慣れた自分にはそれでも少し高いと感じてしまいます。
もう少し下げてみようかと思っていますが、下げすぎても右手のタッチの強弱を気にしないと弾けなくなってしまうので、徐々に下げていって良い塩梅の所を探っていこうかと思っています。
しかし、楽器店で売られている楽器で、こういった低い弦高でまともに鳴る楽器は殆ど見ることがありません。
吊るしの楽器の多くが、フレットの不揃い・ネックのハイ起き・ナットの不良など様々な問題を抱えているためです。
では、実際にベースを弾いている方々はどれ位の弦高で弾いているのでしょうか?
当工房に持ち込まれる楽器を見ると、3mm前後の方が結構多かったりしますが、コレは僕が弾きづらいと思う1.5mmの倍の高さだったりします。
勿論、その高い弦高を望んで設定している方もいらっしゃいますが、多くの方がその高い弦高に疑問を持たずに、または逆に不満を感じながらも演奏を続けているようです。
不満に感じた方は、工房へ持ち込んで下さいますが、こんなものだろうと疑問を持たずに弾いていた方は、たまたま状態のチェックをして欲しいと来店され、これ弾き辛くないですか?とこちらから質問し、初めて弦高の高さに違和感を覚えるなど人それぞれですが、やはり3mmなどは弾くにはやや障害があるかと思います。
オクターブチューニングの点から言っても、高すぎは不利かと思います。
ただ、前述の様に多く楽器が何かしらの問題を抱えていたりする為、フレット擦り合わせ・ナットの調整無しに低い弦高に設定するのは難しいかったりします。
以前も、フレット擦り合わせの効果については何度か書きましたが、弦高調整についても擦り合わせが関わってきます。
ベースもギターも理屈は同じですが、弦高は、ナット溝の高さ・ネックの反り・フレット・ブリッジの全てのバランスによって成り立っています。
つまり、全てを調整して初めて正しい弦高調整が出来るということです。
どこか1つでも不具合があれば、適正な状態にすることは出来ません。
ご自身でブリッジの高さ調整はした事がある方も多いかと思いますが、実際にはブリッジだけの調整での弦高の調整は不十分であると言えます。
ただ、弦高が低いからと言って全ての人が弾きやすいと感じるわけではないとも思います。
勿論、弾き心地だけではなく音にも関係してしまいますので、自分に合っているかが大前提です。
しかし、均等に並んだフレットと適正な高さのナット、適正なネックの反り具合が、それ以前に大大大前提です。
ギター・ベース共に、低い弦高・フレット擦り合わせなど、興味のある方はご相談下さい。
posted by Mesa at 00:00|
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